私は舞台オタクです。
十数年に及ぶ観劇ライフの結果、舞台公演のプログラムがたまりにたまりまして。
ついに生活スペースを侵食しはじめたため、引っ越しを機に断捨離を敢行しました。
数年前のことです。
方法
- 手持ちのプログラムを全て床に並べる
- この時点で、存在自体を忘れていたプログラム(それなりにある)は即処分
- めちゃくちゃ好きな作品、他と比較して特別に思い入れのある作品のプログラムだけ残して、あとは処分
以上。
って、どれもそれぞれ思い入れがあるんだよ~!処分なんて無理!!!
というのは、以前の私の心の声。
でもね。
本当にそう?
作品によって、好きの度合い、かなり違うんじゃない?
買った後、何回そのプログラム読み返した?
たとえプログラムがなくても、観劇で感じた感動や高揚感はちゃんと自分の中に刻まれてるよね?消えたりしないよね?
よくよく考えてみました。
保管スペースは有限。
今後も増え続けるであろうプログラム類を全てとっておくなんて、現実的ではないな、と。
そんなことができるのは広大な家に住んでいる人だけ。私は当てはまらない。
しかも現実問題、プログラムを収納しきれなくなって自分はストレスを感じている。
考えようによっては、毎月家賃の何パーセントかはプログラム保管場所代として支払っているようなもの。そんなお金の使い方、もったいなくないか?そんなお金があるなら、むしろチケット代、生の舞台を観ることに使いたい。お金払いながらストレスも感じ続けるなんて割が合わないぞ。
そう思って改めてプログラム達を眺めてみたら。
案外すんなり取っておくものと処分するものがジャッジできました。
なんだ、
ものを処分できるかどうかは、考え方次第なんだ(発見)
ストンと腑に落ちたのでした。
結果、大量にあった公演プログラムが、キューブボックス1個に収まる程度までコンパクトになりました。やった。
これ、公演プログラムに限ったことじゃなく、写真でも、記念品でも、たぶん多くの物の断捨離に応用できる真理。
ものがなくても経験や感動は自分の中から消えたりしない。
こんな方法も
私はせっかち&手間をかけたくない派なので「処分=捨てる」ですが、時間や手間を厭わない人であれば、レアものであれば、ブックオフやメルカリ・ヤフオクなどで売るのもありだと思います。
スキャナを使ってデジタル化して保管という方法も。
(ちなみに演劇系雑誌や観劇チラシコレクションはこの方法で断捨離しました。他にも普通の本や雑誌、テキスト類も自炊できるので、スキャナ1台あると超便利)
特定の出演者のページだけ取っておきたい場合は、プログラムを解体して該当ページのみ保管すればかなりの省スペース化になります。
また、プログラムの表紙やデザインが気に入っているのであれば、インテリアとして「飾る」のも手。
その後、今では
基本的に余程ハマった作品でない限り、プログラムは買わないようにしています。
今では、買うのは年に2~3作品でしょうか。
理由は
・キリがないから。
・経験的に、読むのは観劇当日やせいぜい数日後まで。時間が経って見返すことはほとんどないから。
・であれば、その分のお金をチケット代にまわして1回でも多く観劇したいから。
自分の価値観の優先順位をはっきりさせると「その分を○○代にまわしたい」は散財を抑える上でとても便利で有効な魔法のワードになります。おススメ。
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